温泉たまご

先日、酒販小売組合から、
「顧客に『シャンパンください』と言われた時、シャンパーニュ地方産の発泡性ワインでないものを進める場合は必ず『シャンパンと似ている造り方をしているスパークリングワインでもよろしいですか?』とたずねるように。そのままシャンパーニュ産でないスパークリングワインを販売した際は、虚偽表示行為にあたります」という御達しが来ているのを目にしました。
フランスは原産地統制呼称法(AOC)が確立しているから、カマンベールやシャブリといった原産地方名がそのまま生産物の名前になっているケースが多いです。
我々が聞くと、「へぇ~」というトリビアものの知識も「虚偽表示にあたる」と御達しが来るのが、なんとも滑稽ですよね。そもそも、ケースバイケースで言葉選びたいところです。泡の出るワインの総称が日本ではシャンパンと言われているという事実もありますし。。
今日、うどん屋でたまごをトッピングで頼んだところ、「生たまごですか?温泉たまごですか?」と。 「温泉たまご」を選びました。 温泉たまごは、あの状態を温泉たまごというのか?温泉地でつくっているのを温泉たまごというのか?
ん、レアとミディアムの違いはどのポイントだ?
先生、バナナはお菓子に入りますか?
人生を豊かにすべき状態や存在が、むしろ窮屈を生んでいるのは悲しいですね。
そして窮屈を感じるのも生じさせているのも、人の心であること。
考えさせられます。