貧乏神
春、志新たなスタートの姿が私たちを励まします。 大きなランドセル ぶかぶかの制服 真っ白なスニーカー シワのないスーツ 川中實 本当は毎日がフレッシュならいいですのに。モノ、コト、さまざまなフレッシュが自分をコントロールしているうちはいいのですが、全てが体にフィットしだした頃に素の自分が出てきます。 さあ、貧乏神の出番です。 貧乏神は嫌われ者のようですが、本当は大人気です。なぜなら貧乏神と一緒にいると居心地がいい。 無いことを嘆き、全てに迷い、不平不満に管を巻く。貧乏神がそうだ!そうだ!と賛同してくれる。自分の不遇を思えば思うほど、実は自分がそれを認めてしまっているのに、うっひっひ。 今度は貧乏神が友を呼び、お互いの傷(貧乏)をなめ合う。そんなことしていても何も変わらない現実に気付いた頃に貧乏神がほほ笑みだす。そうしておけば貧乏神を脅かす存在がなくなるから。 「覚悟」という心の石像に立ち戻り、しっかり目をつぶりその石像を撫で倒す。会うべき神はそこにいると思います。桜の花の如く、フレッシュさは咲き散ってしまいます。 今日は「覚悟」の持つ力を感じた1日でした。 ありがとう。