始まったら終り
月初朝礼でスタッフが「始まったら終わったようなもの」という趣旨の発表をしたのがとても印象に残った月でした。
丁度その日は新規に取得したものがあり「中古」の話をしようと思っていた日でした。結局、先の発言でコト足りて、私は何もいいませんでした。
新築の家も新しい車も手に入れて一度使えば、もう「中古」です。手に入れる前だけ「新」がつきます。それがある種の大きな価値です。
そういう意味では、新しい月になる前に新しいの一カ月をありったけ想定することが楽しみなのです。夏になる前に夏のことを時間の限り考えよう。そう価値を確かめます。
「始まったら終わってしまいます」。これは名言です。
加えて言うなら、「新」が付かないけど価値を創出しているものを私たちは大切にしなければなりません。何かと新しいことばかりしか価値が測れなくなっていますが、自然や土地、家族…。「中古」の自然や「中古」の家族っていいませんものね(笑)。 むしろ古くなるほど「親」や「心」を感じます。 そこに凛として価値を育んでいる。
大地にそびえる大樹のように1回休みのない会社経営もまた同様に感じます。