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背中を見せる


背中を見せるという言葉があります。 自分の後ろ姿がどんなサマなのか見たことはありません。 価値観が多様化した時代に、背中の見え方もいろいろでしょう。 先日、息子を初めてバイクに乗せタンデムしました。 むき出しのエンジン音はうるさいですが、前後では結構会話ができるもので、時折後ろから疑問に思ったことを質問してきました。 バイクが信号で止まりかけると、かゆい足を掻こうとするのですが、スピードが落ちてから体を動かすと2輪はバランスを崩すこと。 後部座席の人も信号を見ていないと、発進の時にびっくりしてしまうこと。 運転手の握る左手のレバーは、どうやらブレーキでないこと。 息子は文字通り自分の背中にいたので、どんな表情をしていたのか、どんな景色をみたのか、全くわかりません。 でも、少しの会話と乗ってるうちに上達する背中に伝わるタンデムライドに彼の心が伝わったような気がしました。 ほんの10分でしたが、彼は一生忘れないと思います。 運転中、いつもよりずっと意識を集中しました。 安全運転とバイクの醍醐味である風と流れる景色に。 そして息子がいる背中にも。 「2人乗りするのは会社の経営みたいだなぁ!」と息子に声をかけたら 「お父さん、それどういう意味ぃ?」と言ってました。 「背中を見せる」とは「背中で感じろ」も入っていたんだと思いました。 社長、 前をみて、安全運転で、醍醐味を忘れずに。 背中で感じることも意識して。 私も一生忘れられない経験となりました。

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