手紙~本当の練習~
- minoru kawanaka
- 2020年3月29日
- 読了時間: 2分
サッカークラブを卒団するみんなへ 卒団おめでとう。これまでサッカーを通じて大切な宝物を手にしたと思います。これからも頑張っていきましょう。 みんなのサッカーのセンパイとして、卒団を祝してお手紙を書きました。サッカーがもっと上手くなりたい人はもちろんですが、サッカーを続けないかもしれない人にも役立つといいなぁ。
では。
「今までの練習もこれで卒業です」
みんながいつも口にする練習とは「練習という名前のついた集まり」のことだと思います。これから練習をする時はいつでも次のように思ってほしいです。
「何のために、なぜ僕は練習にいくのか?」と。
それが分かれば、「じゃ、どのように、どんなことをすればいいのか?」
では、「何をしなくてはいけないのか?」
それで、その目的に向かって実際にやってみることが「練習」なのです。
これまでは、この全部をコーチが考えてくれていました。
これからも今と同じ気持ちで練習にいっていれば、そこには練習(という名前の集まり)があるでしょう。でも、みんなには本当の練習をしてほしいんです。
「なぜ」練習をし、「どのような」練習をし、では「何を」練習するのか。この順番で考えられる人は必ず上手になりますよ。 そして、ここからが大切です。
それは、このことがサッカーに限ったことではないということです。
「勉強」も、将来いつかみんながすることになる「仕事」も同じことです。「なぜ、そうするのか」「どのようにそうするのか」、最後に「では何をするのか」。
これからみんなが出会う人の中には「これをやらなければダメだ」とすぐに正解っぽいことを言ってくる人もいるかもしれません。でも、それはその人の答えであってみんなの答えでないことだってありえます。もしそれが自分の答えでなかったら、サッカーといっしょで迷っちゃうよね。
手にした宝物を大切に自分というプレーヤーを精いっぱい活やくさせて、これからの人生を楽しんで下さい。
また、色々なフィールドで出会いましょう。 その時、かんたんに負けてしまわないように私も毎日、本当の練習しっかりやりますよ!
みんな卒団おめでとう!
とってもいいサッカーを見せてくれてありがとうございました。
