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夢見るおつむ

「夢見る乙女」はカワイイですが、「夢見るおつむ」は厄介です。 かくいう私も「夢見るおつむ」の持ち主でした。

京セラ創業者、稲盛さんが「まず思う」ことの大切さをおっしゃっています。

松下幸之助さんの講演に稲盛さんが参加された際、有名な「ダム式経営」の話しになり、参加者から「ダム式経営には共感するが、どうしたらダム式経営ができるのか?を聞きたい」と質問があったそうです。

その時、松下さんは「そんなもんは分からんが、そうなるように思わなきゃダメですな」と答えると、「答えになってない!」と参加者が失笑。その中、稲盛さんは「これだ!」と感じ「まず思う」ことの大切さを訴え始められたという話しです。

松下さんが言われたのは「まず思わなければ、そうはならない」ということ。これがないとスタートも切れない。これこそ根源的真実であり、我々が抱える大きな障壁です。私も自分が気付いたかの如く「これだ!」と思いました。

ここまでをいい具合に解釈して、「思う」ことを私は情熱の根源にしてきました。 でも、そんなに簡単にことは運びません。「思えば叶う」かのごとく妄想で頭が埋め尽くされていました。何も考えないよりは100倍いいと思いますが、ここからもう一つミソがあったことに、やっと気づいたのです。

考えてみれば、そもそも稲盛さんも「まず思う」という初歩の初歩が大切で、思えば何でもいいなどとは一言も言われていないと思います。

そこで、聞いてください。 本題「夢見るおつむ」

なる=勝、ならない=負としましょう。

①「勝ちを求める意識」 こうやって、こうやって、思う形にしよう。よしっ!

②「負けを求める意識」 こうやったらこんな問題、こうやったら今度はこっちが問題。たぶんできないなぁ。 この2つが対局にあるのは分かり安いです。

「まず思う」ことで①を選択することは最初の設問として正解率80%くらいの問題でしょうか。

この次がミソ。設問2。

え!、もう一個設問があるの?

しかも、この問題に正解しないと最初の問題も不正解になってしまうくらい大切な設問が。

次の設問は「思う」の「思い方」は?です。 これが、かなりの割合で不正解になってしまうのではないでしょうか? ①と同じように考えているつもりで、実は真逆の②を考えてしまっている!状態。こいつが悪魔です(笑)

悪魔 ↓↓↓ ③「勝を夢見る意識」 お客さんきたらいいな~、給料上がったらいいな~、事業成功したらいいな~

思ってるじゃないか!と言われるでしょう。「まず思って」ますものね。①っぽいし。

でも、こいつは実は②と全くの同義です。③が「お客さん、こなそうだな~」「給料あがらないだろうな~」「事業心配だな~」の言い方を変えただけと説明すれば、すぐに②と同じだと気付きますものね(笑)

それでは①とはどういうことなのか。 これこそ我々が向かわねばならない仕事です。夢見るおつむのせいで、おしいところまで行っているのに、成し遂げられていないことが沢山ありませんか?

楽しいですね~。

設問の正解  ①≠③⇔②=③

「夢見るおつむ」が悪魔と私は言いました。天使は努めて努めて、求めて求めて、やっとチラっと姿をみせますが、悪魔は少し油断するとすぐにやってきます。

もうすぐ節分です。私もこの悪魔をやっつけます。ご賛同いただければ、今年は一緒にコイツをやっつけませんか?そして、悪魔をやっつけた皆様とまだまだ仕事の話をさせてください。豆まきの掛け声は「鬼は夢見るおつむちゃん~、鬼は夢見るおつむちゃん~」ですか・・・(笑)。一緒に豆まきしますか?

「商売は、勝に不思議の理由なし、負に不思議の理由なし」

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