チェックメイト
クリスマスが終り、昨晩は少しだけホッとしました。 カップルのテーブルは人生そのものですものね。テーブルを覆い囲む2人のカーテンのようなオーラをくぐる時、私もそのオーラと化す。15テーブルのオーラに身をゆだねながら、テーブルごとにプレゼントを届けるような気持ちで配膳をしていると天使のような気持ちになります。 そのようなフワフワとした舞台の裏側では、厳しく真剣な準備と仕込みがあります。商品の裏側にはいつでも、汗と涙と最後に一滴の喜びがあります。
アレは大丈夫か?そっちはOKか?とそれぞれが段取りと確認を繰り返しながら仕事は進められます。飲食業に関わらずどの業種でも同じことだと思います。 それでもイレギュラーなことが起こります。「だから大丈夫か?って何度も聞いたじゃないか!」と起こったコトと起こしたヒトに対して糾弾することもしばしばあるのですが、そこからどうするか?が大切で、そのようなことの繰り返しが経験値という仕事力になり、それを蓄えて我々は成長してきました。
しかし、それは当り前のこと。並みな仕事だと思うのです。
「大丈
妥協とは
少し大人になり始める中学生活3年間、クラス替えを挟んでもずっと同じ先生に担任をしてもらいました。今、市民マラソンランナーとして話題になる川内選手の叔父にあたる方です。 川内選手の走り同様、瞬間瞬間を人間らしく全力で生きておられる先生でした。その危なっかしさに生徒である我々も思わず苦笑いをしてしまうほど。川内選手の走りをみていると、容姿が似ている以上に、あの時の先生の突っ走り感を思い出します(笑)。 先生は理科が専任でしたが、私は先生から理科だけでなく「人間」や「人生(女性のことを含む)」を教えてもらいました。あの時間は私に関わらず、クラスメイトにとっても宝であったことの証明として、今でも中学3年生の時の友とは事あるごとに連絡を取り合う仲です。 その先生が私たちを魅了していたのは何なんだろう?とふと考えます。大人になりかけの私たちに先生はいつも敬意を払ってくれていました。そう、今の言葉で言えば、私たちをリスペクトしてくれていたのです。成績がいい生徒、まとめるのが上手い生徒、運動ができる生徒、たまーに学校に来ることでそれが特別なことに感じさせる生徒、