ブショネ
ブションはフランス語でコルクを意味します。
ブショネとはコルクが原因でワインに不快臭を与えるワインの劣化現象です。
コルク製造の工程(栽培から保管にいたるまでの間)にコルクが要因菌も持つと言われています。コルクが原因でワインに不快臭が移ったワインをブショネと言います。この不快臭はトリ・クロロ・アニソールという成分で、ブショネワインは「畳にカビが生えた臭い」「濡れた段ボール」などとさまざまな表現がなされます。
ソムリエがお客様にワインをお出しする前にしばしばテイスティングするのは、ワインが劣化していないかどうかを利くためですが、その項目の1つに、もちろんブショネでない健全なワインかどうかも含まれています。
このトリ・クロロ・アニソールですが、どんなワインでも同じ臭いとなってワインに現れます。強いものはワインを開けた瞬間に嫌な感触を鼻に覚えます。薄いものは、香りでは気づきませんが口に入れてちょっとすると「あの風味」がやってきます。ワインの成分がいかほど変化しているかは分からないのですが、ブショネのワインは果実味が失われ、本来
覚悟
「覚悟はできたか?」「なら、行こう」
覚悟。悟りを覚えるのか、悟りに覚めるという意味なのか分からないが、思うのは、悟りに達した状況ではなく「悟りを得るために心を決めた」状況と私たちは心得ている。
そして、悟りを得ようなどという大そうなことでなくとも、何があっても私は進んで行きますという節目に立って意を決した心の状態のように聞こえる。
この2週間程度、どれだけ「覚悟」という言葉を口にしたことか。覚悟は情熱を生み、その思いは信念となる。信念と行動が伴えば、物事の成就に一歩一歩近づいていく。反面、覚悟のない発言は心まで見透かされる。言葉で思いを突き付けるのは結構だが、口先だけの刀はすぐ折れる。口先侍は本物の武士にその心を一突きされればいいとさえ思う。
思えば、商売も経営もスキルでも見栄えでもないと思う。人に物事を言える立場ではないけど、何かを成す人は結局この「覚悟」を、始めの一歩で持ち合わせている人か否かだと日々感じる。
自分でブログを書きながら、誰かに言われたことのような気がしてならない。
「覚悟はよいか」