覚悟
「覚悟はできたか?」「なら、行こう」 覚悟。悟りを覚えるのか、悟りに覚めるという意味なのか分からないが、思うのは、悟りに達した状況ではなく「悟りを得るために心を決めた」状況と私たちは心得ている。 そして、悟りを得ようなどという大そうなことでなくとも、何があっても私は進んで行きますという節目に立って意を決した心の状態のように聞こえる。 この2週間程度、どれだけ「覚悟」という言葉を口にしたことか。覚悟は情熱を生み、その思いは信念となる。信念と行動が伴えば、物事の成就に一歩一歩近づいていく。反面、覚悟のない発言は心まで見透かされる。言葉で思いを突き付けるのは結構だが、口先だけの刀はすぐ折れる。口先侍は本物の武士にその心を一突きされればいいとさえ思う。 思えば、商売も経営もスキルでも見栄えでもないと思う。人に物事を言える立場ではないけど、何かを成す人は結局この「覚悟」を、始めの一歩で持ち合わせている人か否かだと日々感じる。 自分でブログを書きながら、誰かに言われたことのような気がしてならない。 「覚悟はよいか」 松下幸之助翁 そうだった。改めて心に沁みているのだと思う。 「覚悟はよいか」 そう今日も自問しながら、歩んでいこう。